ますむら・ひろし『アタゴオルは猫の森』（14）

　頭痛がしんどく、活字だけのものが読めなかったのでこれを選んだ。といっても読んだのは2話分だけ。ヒデヨシの特性を受け継ぐ植物ロボみたいなものの話はいつもどおりの展開だったが、テンプラが見た夢を描いた作品は初期アタゴオルのちょっとアングラな雰囲気が濃厚で、ニンゲンの心の奥底のわけのわからなさ、夢特有の構造的なゆらぎやねじれがうまく表現できていたと思う。
　ちなみに最新刊は15巻。

アタゴオルは猫の森 14 (MFコミックス)

アタゴオルは猫の森 15 (MFコミックス)

アタゴオルは猫の森 DVD

ますむら・ひろしのライフワーク「アタゴオル」シリーズはこちら。ちなみにアタゴオルとは、猫と人がおなじ言葉を話す架空の世界。猫は二本足で歩きます。