物語の1シーンを繰り返し再現しながら浮き沈みしつづける水中人形。息ができる水。その水中で音楽を奏でる女と、スフィンクスみたいな毛のない猫。電気刺激を与えると活動を開始する死者の脳細胞と神経系。レースするタツノオトシゴ。もう、わけがわからん。だがおもしろい。これらはなぜ存在するのか。なんのためにつくられたのか。この問いが本作の物語のエンジン、なんだろうなあ。
- 作者: レーモンルーセル,Raymond Roussel,岡谷公二
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2004/08
- メディア: 新書
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