わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

木田元『現象学』

 毎晩、といっても読めるだけの余裕がある日だけなのだが、ちまちまと読んでいる。読みはじめてから半年くらいかかっている。新書だから頁数なんてたかがしれているのに、とんでもないスローペース。だが、思想書なのだからこれくらいの速さで十分だ。
 昨夜から四章目「実存の現象学」に入ったのだが、現象学という思想の解説や探究ではなく、フッサールハイデガーの人間関係についてばかり書かれている。これはこれでおもしろい。現象学は人間学でもあるからだ。

現象学 (岩波新書 青版 C-11)

現象学 (岩波新書 青版 C-11)

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