わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

生活のアレコレを済ませていくうちに

  五時四十分起床。朝のうちは曇りがちではあるものの朝日はこの季節にしてはまぶしくて強い。暖かさから春の予感を色濃く感じるが、それもつかの間、掃除を終え、買い出しを済ませ、昼食をとって、と生活のアレコレを済ませていくうちに陽は雲に隠れ、雲はどんどん厚くなっていった。スマホの天気予報アプリが、十五時ごろから雨が降ると脅してくる。長めのウォーキングでもしようかと思っていたが断念し、書斎にこもることにした。

 

 大澤真幸「〈世界史〉の哲学 現代篇(15) 〈ナチスを支持した/米国を批判した〉哲学者」(「群像」2022年3月号掲載)。ハイデガーの政治志向について。その上位的な課題として「米国なるものの歴史的な意味は何か」という問題がある。ハイデガーナチス支持が単なる感覚的なものだったり気の迷い的なものだったのではなく、その思想体系の中から導き出されたものである、という仮説が今後立証されていく……のかな。

 竹田青嗣『意味とエロス』。「ii 欲望論の現象学」の部分を少しだけ。フッサールの「生活世界」のより厳密な解釈。知覚し、認識する〈純粋な意識〉にとっての〈外部〉の発見。