民俗的・土着的な舞踊から、社会・経済・国家を起動させる近代化のエンジンとしての体育・体操への移行を説明した「体育」の章の次が最終章になるのだが、タイトルはなんと、「舞踊」。体育からの後退ではないか、と一瞬思ったが、民俗的で拡大・進化する可能性がほとんどない停滞した存在だった舞踊は、近代化=体育・体操の普及によって、モダニズムをベースにした新たな舞踊のスタイルを確立させる。その例として、作者はクラシックバレエを挙げる。なるほど。
民俗的・土着的な舞踊から、社会・経済・国家を起動させる近代化のエンジンとしての体育・体操への移行を説明した「体育」の章の次が最終章になるのだが、タイトルはなんと、「舞踊」。体育からの後退ではないか、と一瞬思ったが、民俗的で拡大・進化する可能性がほとんどない停滞した存在だった舞踊は、近代化=体育・体操の普及によって、モダニズムをベースにした新たな舞踊のスタイルを確立させる。その例として、作者はクラシックバレエを挙げる。なるほど。