「知らぬ唄」。寝たきりの、息も細くなるほどに弱った老人の口から、ふと唄が漏れる。声は小さく、唄とはとても聞き取れない。だが、家人はみなそれが唄だと思う。どんな唄なのかに思いを馳せてみる。幾度か聞いたことがあるような気がするのは、唄が老人の…
七時起床。今日も引き篭もり状態がつづく。作業中は、視野が狭くなる。パソコンの画面と紙と万年筆の先しか見ていない。「狭」とは「狂」につうじるところがないだろうか。狭はせばめられているさま、脇からはさまれているさまを意味する。転じて心のせまさ…
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