わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-03-24から1日間の記事一覧

ふんころがし

麦次郎、ウンコしたかと思ったらどうやら股の間だか肛門だかにウンコをはさみっぱなしだったらしく、和室にウンコを一個転がし、あわてて拾い上げ床を拭いていたら、リビングにももう一個転がした。 花子もウンコしたが、ふんころがしはしなかった。 ぷちぷ…

諸星大二郎『私家版魚類図譜』

「週刊モーニング」「別冊モーニング」で発表されたサカナもの。おもしろんだけど、それより早く「西遊妖猿伝」第二部を書いてくれ。私家版魚類図譜 (KCデラックス モーニング)作者: 諸星大二郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/23メディア: コミック…

G・ガルシア=マルケス『落葉』

空想上の町である「マコンド」を描いた作品。書かれた順番は名作『百年の孤独』の前なのかあ。『百年の孤独』、読んだの20年も前だよ…。落葉 他12篇作者: ガブリエル・ガルシア=マルケス,高見英一他出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/02/24メディア: 単行…

宇多田もいいんだけどさ

聴けば聴くほどはまり込んでいくのがDavid Sylvianの音世界。暗く湿ったデジタルサウンドと不協和音的アコギのせめぎ合いの中で響くボーカルは、とても私的なことばかりを歌っているようなのだが、私的世界がいつの間にか強烈な超現実(シュールということで…

金井美恵子『快適生活研究』

「『古都』」。ついに小説家のおばさんと桃子、花子が登場。「よゆう通信」の建築家やイヤミな編集者に毒を吐きまくり。金井美恵子の目白モノって、基本的にはチョンマゲモノといっしょで読んでいて痛快なエンタメでもあるんだよなあ。

府中市美術館 牛島憲之記念館 常設展(なのかな?)

この画家、ぜーんぜん知らなかったのだが戦前は鮮やかな色彩で日常をシュールに描き、戦後から晩年にかけては砂のような霞んだ色彩とタッチで日常を「異化」してみせた、なかなかの実力派。今日最大の収穫かも。

府中市美術館「動物絵画の100年」http://www.art.city.fuchu.tokyo.jp/01_Kikakuten/H18/Doubutsu/doubutu.htm

応挙、司馬江漢、若冲、蘆雪といった江戸後期の巨匠(ってコトバは彼らにはあまり似つかわしくないなあ)たちが描くドウブツの作品ばかりを集めた企画展。カミサンは猫作家、すなわちドウブツ(猫だけだけど)専門の絵描きだから、仕事上のお勉強も兼ねて。…

お寝坊は計画的に

九時三十分起床。計画的寝坊。曇天だから寝ててもいいや。そんなリクツ。 午後より外出。ぬるったい風がまるで色彩のない雲ばかりの空のもとでゆるやかに吹く中、カミサンと府中にある府中市美術館へ。「動物絵画の100年」展を観る。この美術館、なかなか遊…