わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2010-09-23から1日間の記事一覧

吉本隆明『カール・マルクス』

吉本作品を読むの、何年ぶりだろう。十年ぶりくらい? ここ数日、なぜか「マルクス読まなきゃ強迫症」に取りつかれてしまっていた。たぶん高橋源一郎や柄谷行人の影響なのだろうが、ぼくは共産主義者ではないにもかかわらず(とつなげるのはおかしいってわか…

三浦雅士『考える身体』

二章目のテーマは、そのまんま「身体」。国語教育や言語教育の身体性について。これが文部省批判につながっているのだが、小中高とさほど国語の成績がよくなかったにもかかわらず文学かぶれで今は広告の文面考案などという言葉を使った仕事についているぼく…

川崎徹「会話のつづき ロックンローラーへの弔辞」

「群像」10月号掲載。ロック歌手の葬儀と鼻の下がガビガビの猫のほかに、ホームレスの話も絡まりはじめた。 以前読んだ川崎の作品にも、猫とホームレスは登場していたな。群像 2010年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/09/07メディア: 雑誌…

腱鞘炎

五時四十五分起床。夕べは目覚めれば激しい雨、という状況を想像しながら寝たものだから、冷えた空気がピタリと静止したまま、高速シャッターで撮影したモノクロ写真みたいな外の様子に少々驚く。曇り空の色は深く濃いが、雨の気配はまったくない。静止した…