わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2010-12-13から1日間の記事一覧

山崎ナオコーラ「昼田とハッコウ」(11)

「群像」1月号掲載。昼田、退職し実家の本屋を手伝いはじめる。 自分の人生における主人公とは誰なのか、という問い。青臭い疑問だが、キライではない。これは、答えは明確なはずなのに見つけることができずに迷走する人が多い、人類最大の難問なのかもしれ…

保坂和志「未明の闘争」(15)

「群像」1月号掲載。猫だすけ、そして深夜の突然の来客、二人目。まったく異質な存在が加わることで、主人公とアキちゃんのわけがわからないが妙に奥深い雑談が、どう変質していくのかが楽しみ。群像 2011年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2…

曖昧なる勝負

五時五十分起床。夕べの予報が正しければ雨が降っているはずだが雨音は聞こえず、むしろ冷え込みの厳しさのほうが気になってくる。この季節、起き上がる前に寒いと思ったら負けだ。布団から抜け出せなくなってしまう。もっとも、負けとは何に対してというこ…