わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-12-13から1日間の記事一覧

田中慎弥「燃える家」(15)

「群像」1月号掲載。教師拉致暴行計画はついに実行に移されるが、徹は土壇場で……。信仰、善悪、権力。何も信じられない時代だからこそ無意味なことをやらなければならないという想いと、何も信じられない時代だからこそ何かを信じなければならないという想い…

大江健三郎「晩年様式集(イン・レイト・スタイル)」(1)

「群像」1月号掲載。大江さん、まさかの連載小説。企画そのものに驚いた。3.11直後の、いくぶんふさぎ込んだような作家の様子と、作家にモデルにされつづけプライバシーを奪われつづえけた身内の女たちの様子。時代が呼び起こした不条理さや怒りのなかで、自…

山崎ナオコーラ「昼田とハッコウ」(23)

「群像」1月号掲載。考えもしなかった事態が、信じていたことを一気にブチ壊す。昼田はひとりぼっちになってしまった……のだろうか。群像 2012年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/07メディア: 雑誌 クリック: 6回この商品を含むブログ (…

マイコプラズマ疑惑その後/猫たちの健康

六時十五分起床。風邪、かなり恢復しはじめている実感があるが、歯科医の予約はキャンセルした。検診なので急がない。 鼻水や咳と格闘しながら、だらだらと仕事。忙しくはないので助かる。散歩はせず。 昨日書き忘れたこと。花子、麦次郎とも病院で検診を受…