わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

バスン、バスコン

六時起床。早朝より仕事。 麦次郎、皮下輸液170cc。好調。 ほぼ終日、書斎にこもってコピーを書きつづける。とにかく迷った。方向も構成も言葉も定まらない。あがきにあがいて、ようやく見えてはきたのだが、それでも迷っている。まあ、そんな日もある。 優…

野間宏「暗い絵」

いじられてカッカしたかと思えば、ふられた思い出が語られたり……。漱石あたりの、明治の作品の影響が色濃い反面、妙に現代的だったりもする。政治について語ろうとしているような感じもあるのだが、それでいて世界が異様なほど矮小。無駄に長く過剰に修飾さ…

カレン・ウィルキン編/小山太一・宮本朋子訳『エドワード・ゴーリー インタビュー大成 どんどん変に…』

奇妙な絵本作家ゴーリーのインタビュー集。クラックラしそうな内容がみっちり。どんどん変に…―エドワード・ゴーリーインタビュー集成作者: カレンウィルキン,Karen Wilkin,小山太一,宮本朋子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2003/10メディア: 単行本購…

ニセ炬燵と花子

●花子がメロメロになるニセ炬燵の作り方 花子専用カーペット(実は玄関マット)を敷く イス用のホットカーペット(40×40cmくらい)を乗せ、電源ON。 丸椅子を乗せる。 上から膝掛け毛布をかける。 完成。すぐに花子が入り、眠りはじめます。 山善(YAMAZEN) …

マウスとあんこ

六時に起きようと思っていたものの、まったく起きられず。三十分の寝坊。テレビの電源を入れると「はやく起きた朝は」の新年特番をやっていた。 八時過ぎ、仕事開始。世間ではまだ正月休みなのだろうが、仕事が溜まっているので今日から作業をはじめることに…

ぼくの野望が実現される 我が家の動物たちが絶好調 突然の好景気。もちろん長くつづく ぼくのやっている会社がどーんと売上&利益率アップ 新しい仕事がどんどん広がっていく 広告業界がもっと活性化する(期待してますぜ代理店の皆様) カミサンの個展が絶…

野間宏「暗い絵」

ブリューゲルのグロテスクな絵画作品の描写から一転、経済的に追い込まれた学生の日常が描かれているのだが……これって、いじめ? いや、いじり?暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)作者: 野間宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/12/15メディア: 文…

牛肉祭り

初夢とは一日から二日にかけての夜に見る夢のことで、初物を尊く扱うことの多い国民性(というよりは人類全体の傾向か)からか、一年をこれで占ったりもするようだ。だからというわけでもなく、むしろ夢を見たときに必ず行う習慣からなのだが、目が覚めた瞬…

野間宏「暗い絵」

ちょい前に読みかけて、そのまま放置していたのを引っ張り出した。いままで未読だった作家。戦後日本文学に関心があるなら、いつかは読まなきゃ野間宏。暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)作者: 野間宏出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/12/15メデ…

堀江敏幸「燃焼のための習作」読了

傑作『河岸忘日抄』の延長にある世界観だが、主人公はあのフランス語に長けた青年ではなく、ハゲでデブで人なつっこい、何でも屋的な働き方をする探偵。舞台はとある探偵事務所、隅田川沿いの古い雑居ビルの一室だ。ここに依頼人が現れるとやがて天気が大荒…

漏れる

六時三十分起床。日の出前だろう。次元が上昇するだの人々の意識が変わるだの価値観が変わるだの、さまざまなことが言われている2012年がついにやって来た。そんな年の初日の出なのだから拝んだほうがいいのか、と少しは思ったものの、西荻の自宅では遠出し…