わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

白湯を飲みながら寝ちゃいかん

昨夜のこと。健康のために、と最近はじめた白湯。寝る前にマグカップにそそいで飲んでいたのだが、チビチビとやっているうちに眠くなり、マグをもったまま寝てしまった。当然マグを握る手の力は抜ける。沸かし立ての熱湯がこぼれ、左足の腿に直撃。広範囲を…

古井由吉『聖』

妙な風習の話から、佐枝による祖母の介護話へ。当時は「介護」という単語が定着してないようで、そのためなのか、いや、古井さんならでは、ということなのだろうが、老人を介護する佐枝の描写が素晴らしい。突っ込んで状況を描写したり心情を掘り下げたりし…

要手術

刑事ドラマのような追跡劇を繰り広げたかと思うと、どうやら膝をくじいたようで、気づけば病院で診察を受けている。痛みはくじいたからだけではなく、高校時代のケガがいまだに尾を引いている、これは手術をしなければだめだ、と言われ、なぜかおおげさに受…

生大福、とな?

大福は大好きなので、気になります。【送料無料】<熨斗カード対応>当店人気No.1スイーツセットですうさドラ8種8個&抹茶生大福6個のセット【京都土産,プレゼント,スイーツギフト,人気,贈り物,洋菓子詰め合わせ,内祝い,御礼,どら焼き】【敬老の日】【kka-gp…

古井由吉『聖』

「私」を呼び止めた地元に住む若い女は、彼に「ヒジリになってほしい」と懇願する。そしてその、ヒジリという風習についての解説と描写がつづく。この部分は現在の古井さんの作風にかなり近いような。聖;栖 (新潮文庫)作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社…

野菜と人混み

六時三十分、朦朧と起床。夜のうちに暑さは幾分だがやわらぐものの、部屋の中には漫然と、そして体の芯にはしぶとく熱が籠もっている。その暑さをもてあましながら、とろとろと身支度、ドウブツの世話。 八時三十分、ランニングへ。この時間なら快適だろうと…

古井由吉『聖』

初期の傑作長編。読んだことなかったけど。 東京オリンピック前の時代。登山中、突然の雨に遭難しかけた「私」は、地蔵が祀られた小屋の中で一夜を過ごすのだが……。 ちょっと青臭い感じがしないでもないが、緻密な文体にまず圧倒される。聖;栖 (新潮文庫)作…

古井由吉『人生の色気』読了

口述筆記なのだが、古井さんの創作のヒミツやら世界観やら、さまざまなエッセンスがみっちりと詰まっている。古井ファンなら必読かな。人生の色気作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/27メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 40回この商品…

簡潔に

六時起床。土曜だが、いつもどおりに起きて身支度、掃除。カミサンは友だちとセールに出かけた。ぼくは家で仕事。

今日の事件簿

朝日新聞にDavid Sylvian事件 また増えた事件 ゆうたま事件 よるげり事件 肉団子うまし事件

週刊モーニング

ううう。「ReMember」が終わってしまって、なんだか張り合いがない。明日は土用丑の日なので「う」は読まないとな。ReMember(6) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/06/22メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブロ…

七年前の記憶

六時起床。暑さで熟睡できなかった感覚があるのだが、何度も目が覚めたという記憶はないのだから、この感覚は、暑い朝という状況が生み出したある種の妄想なのだろう。汗で体がベタつくので、朝から湯を浴びた。 終日書斎で仕事。午前中は鉛筆を握ってコピー…

古井由吉『人生の色気』

「第五章 粘って、待つ」。書けないときの粘り、待ち。これはヒジョーによくわかる。人生の色気作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/27メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (42件) を見る古井由吉の作品はこち…

ありがとうございます。

六時十分起床。今日で四十三歳になる。実年齢と精神的な自覚との差が年々激しく開いているような気がする。現代という時代は、心が年をとりにくい。生きるエネルギーにあふれていると言えば聞こえはいいが、若輩者ゆえの精神的な頼りなさのほうが先に立つ。…

中上健次『異族』

チョー分厚い単行本が西荻の古書店で100円セールになっていたので買ってしまった……って、これを買ったのは実は7月はじめの話。ずーっと書くのを忘れてた。 中上は大好きな作家だが、まだまだ読んでいない作品があるんだよね。異族作者: 中上健次出版社/メー…

日本文学系

こちらの三冊も、Amazonがオススメしてくれた本。どっちも異端、かなあ……(笑)この人を見よ作者: 後藤明生出版社/メーカー: 幻戯書房発売日: 2012/07/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (12件) を見る餓鬼道巡行作者: 町田康…

ラテンアメリカ文学系

全部Amazonがオススメしてくれた本。ラテンアメリカ文学は大学生のときにはまったなあ……。秘密の武器 (岩波文庫)作者: コルタサル,木村榮一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/07/19メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) …

古井由吉『人生の色気』

「第四章 七分の真面目、三分の気まま」。遊びの要素、カオス的な要素がなければ、行き詰まる。単純な話だが、社会に出ればいつしか三分のほうは、忙殺される中で仕事だのなんだのに押しつぶされる。ごもっとも。 後半は古井さんによる男女交際論、って感じ…

不安定な往復

寝惚けながらも同時に意識がはっきりしているような、妙な感覚にとらわれている。おそらく明確なほうの意識は夢のなかにあって、寝惚けているほうの意識こそが現実なのだろう。どちらにも付かず、あるいは両方を不安定に往復したままでいるというのは、睡眠…

古井由吉『人生の色気』

「第三章 年をとるのはむずかしい」。二十年前の四十歳と現在の四十歳では、凄みが違う。重みが違う。オッサン臭さもまるで違う。なるほど納得。人生の色気作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/27メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 40…

痺れながら重く沈む

五時五十分に目は覚めていたが、気づけば二度寝(正確には花子に、二時に一回、四時に一回起こされているので四度寝)、三十分近く過ぎていた。慌てて起き上がり、花子を蹴飛ばしそうになる。常備しているドライフードがカラになっていた。起こされた理由は…

古井由吉『人生の色気』

「第二章 焼夷弾の炎からはじまる」。年代によって戦争体験も戦争からの影響も生き方も変わる……。人生の色気作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/11/27メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (42件) を見る古井由吉…

ラレツ

六時起床→猫トイレと鳥かごの掃除→仮面ライダーフォーゼ→ランニング(スマホのランニングソフトがGPSを検知できず)約6km→念入りに掃除→居眠り→パンで昼食&カミサンがプレッツェルを焼いてくれた→昼寝二時間→善福寺川沿いをてくてくと。ツバメがいっぱい→義…

古井由吉『人生の色気』

発売当初、すぐに十数ページを読んだのだがエッセイということもあってそのままにしてしまい、今になってようやく読む気になった。実際には、エッセイではなく講演会(たぶん)の内容を書籍化したもの。ひとまず二章目のはじめのあたりまで読んだ。 大まかに…

パナソニックの、型落ちになったナノイー搭載ドライヤー

今使っているドライヤー、まだ3年しか経っていないのに温風が途切れて冷風ばかり出るようになってしまった。しばらくすると温風が復活するのだが、またすぐに冷風、温風、冷風、温風、と、なんだかサウナと水風呂を繰り返し入るオッサンみたいな状態になって…

ライフワーク

六時三十分起床。雨音も湿った空気も感じられず、唯一感じているとすればそれは自身の脳味噌の奥のあたりからなのか、それとも体の芯のあたりからなのか、よくわからんが、強い眠気だ。寝入りっぱな、うとうとと落ちかけては猫に騒がれて起き上がり、を五度…

保坂和志「未明の闘争」(34)

「群像」8月号掲載。猫の死についての描写と考察が延々とつづく……と思ったら、突然不倫のエロ描写。意図的に大きな振れ幅をつくっているのだろうなあ。これが小説の自由ってこと? うーむ。群像 2012年 08月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/07…

平穏なる平日

六時起床。昨日までの暑さが消えてしまった。深まりかけた秋のころのような涼やかさ。時折雨足の強い雨。 終日仕事。

週刊モーニング

「ReMember」最終回。予定連載回数では当初の構想を落とし込みきれなかったのだろう。かなり未消化で焦り気味のラスト。しかし、物語はしっかり幕を閉じることができた。中だるみがあったが、うん、いい作品だと思います。最終巻での加筆を期待。ReMember(6)…

意外な空と猫の手ぬぐい

六時起床。朝方は蒸し暑さに辟易としたが、陽が高くなるにつれ空気はからりとしはじめ、気温こそ今年最高の三十五度を記録したようだが、風もあったせいか、意外にも過ごしやすいような気がした。こんな日は仕事もそれなりに捗る。アポイントはなく、ひたす…