わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2013-03-31から1日間の記事一覧

保坂和志「未明の闘争」(42)

「群像」四月号掲載。友達が養っていた外猫たちの生と瀕死状態が、とっちらかった文体で散漫に、しかしなぜか生きるということの本質を貫いているなあ、と感じさせるような手法で描いている。不思議だ。群像 2013年 04月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発…

佐々木敦「新しい小説のために」第一回 リアリズムの末流

「群像」四月号掲載。2007年ごろから続々と登場しはじめた、新しいリアリズム感覚を持つ作家たち(主には綿矢りさ)の作品を引用しながら、新しい小説とは何なのか、小説の本質がリアリズムだとすれば、新しい小説のリアリズムとは何なのか、いや、何を越え…

濡れる花びら

昨日の11.2kmが応えたか。朝はなかなか布団から抜け出せず。リビングでゴハンをくれと大騒ぎする麦次郎のために気合いで起きた。起きるまではもう指一本動かすことすらできぬのではないかと思うほどの眠気と疲労感に全身がすっぽりと包まれていたが、起きて…