「群像」四月号掲載。2007年ごろから続々と登場しはじめた、新しいリアリズム感覚を持つ作家たち(主には綿矢りさ)の作品を引用しながら、新しい小説とは何なのか、小説の本質がリアリズムだとすれば、新しい小説のリアリズムとは何なのか、いや、何を越えなければならないのか…といったことが、金井美恵子の『小説論 読まれなくなった小説のために』に同調しつつも反旗を翻すようなカタチで展開されている。おもしろかったけど、綿矢りさが苦手なのでちょっとキツかったかな…。そして、なぜ自分は綿矢が苦手なのかがなんとなくわかった。多分、あの過剰な比喩描写がダメなのだ。
![群像 2013年 04月号 [雑誌] 群像 2013年 04月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51BDSa9Ld4L._SL160_.jpg)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/03/07
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログ (5件) を見る
綿矢りさの作品はこちら。ぼくはほとんど読んでいません。