わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2022-09-11から1日間の記事一覧

保坂和志「鉄の胡蝶は記憶の歳月の夢に彫るか(49)」

「群像」2022年9月号掲載。章タイトルは「ネッカーの立方体と占有あるいは奥州合戦に総勢45万機超え」。内容はこの章タイトル通りなのだが、これらが微妙につながったり切り離されたりしながら迷走している。そこがおもしろいのだけれど、そういう読み方(と…

痛みではなくヨダレの感覚

今朝も五時四十分起床。何度か目が覚めてはいるが、歯茎の手術の痛みではなくヨダレの感覚で、だった気がする。眠ると口もとが軽い痛みでゆるむのか、タラリ、とした感触でハッと目が覚める。だがすぐ眠ってしまう。手術直後ほど眠りが浅くはないようだ。 朝…

[読書日記]若松英輔「見えない道標」(15)

今日から(歯茎の手術跡の痛みにうーんうーんと言いながら)読みはじめた。「群像」2022年9月号掲載。同世代の方なのだが、読みの鋭さ、論理的思考と繊細な感受性のバランスのよさ、それらに圧倒されっぱなしの状態。だが不思議と若い頃の自分のふがいなさや…