わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

カイロとハナクソ

 七時起床。午前中は仕事。昼食後、軽く昼寝、と思ったら三時間が過ぎた。
 
 書斎兼仕事場で眠っていたら、電話が鳴った。出てみる。おばちゃんの声だ。もしもし、そちらでハナクソでお困りのようなので、お電話差し上げました、と言われた。へ、ハナクソですか。聞き間違えだろうか。そりゃニンゲンだもの、ときどきハナクソが溜まることくらいはある、だがそれで困ったことはない。花粉症で鼻水ではなくもっぱらハナクソばかりが溜まったという話も聞いたことがない。別に困っていませんが、と答えてみる。するとおばちゃんは、今すぐ院長先生に変わります、といって電話から離れたようで、しばし沈黙の後、男性の声が聞こえてきた。もしもし、あなた様がカイロプラクティックにしばらく通っていらっしゃるものの、なかなか改善されないと聞きまして。なんだそりゃ。誰から聞いた。確かにカイロによる処置は、初期に最悪の状況から劇的に恢復できたものの、近ごろは一進一退の状況がつづいている。だがそれは、腰痛や肩こり、首のゆがみの話。ハナクソのことではない。だいたいハナクソでカイロに通院するなんて聞いたことがない。あの、確かにカイロは通っていますが、ハナクソで困ったことはないんですが、どういうことでしょうか、先ほどの方はハナクソとおっしゃいましたが、ハナクソとカイロは関係ないじゃありませんか。そう伝えると、男性の声が途切れた。さらにあれこれ、あんたらの言っていることはおかしい、といった内容の、ツッコミのような発言をしてみる。だが相変わらず男性は何も語らない。また話す。だが語らない。それが三度、四度とつづいた。受話器の向こうの、ひとの気配が消えているようだ。念のため、もうこれで切りますね、と断ってから電話を切った。そこで目が覚めた。で、三時間が過ぎていたわけだ。
 
 夕方、吉祥寺へ。パルコの「生活の木」でバラのポプリ。西友で靴の中敷など。三越の「ジョアン」でパン数種。
 十九時、西荻窪の「佐藤家の食卓」へ。野菜中心の和食の店。kaoriさん http://www.refine-web.com/夫妻とお食事。ダンナさんのタイ出張のお土産をいただく。ウチからは、梶原のカレンダー http://www.catkick.com/shop/calendar-hm.htmlのサンプルをプレゼント。店のご主人もときどき交え、猫の話とか、kaoriさんが悪血を背中から抜いてもらった話とか、店主おすすめの日本酒の話とか、赤米黒米の話とか、肉ばかり食っていると来世で肉食動物になる(のか?)とか、そんな話で盛り上がる。食事はかぎりなく懐石。魚はあるが、肉がなく野菜が中心なので精進料理的な雰囲気もあるが、盛りつけが美しいせいか、ストイックな感覚がまったくしない。
 
 今日はマンガ以外に読書しなかった。これからちょっと読もうかな、なんて考えている。ただいま二十三時三十分。