「雪の仏の物語」読了。現実と幻想、あの世とこの世、大人と子ども、信仰と無信仰、肉と骨、などなど。様々な対立要素が、「即身仏」という存在を中心に蠢いている。そんな作品。地域社会全体の救済をテーマにしたかったのだろうか。しかし、作品が最後に着地するのは「個人」である。
「雪の仏の物語」読了。現実と幻想、あの世とこの世、大人と子ども、信仰と無信仰、肉と骨、などなど。様々な対立要素が、「即身仏」という存在を中心に蠢いている。そんな作品。地域社会全体の救済をテーマにしたかったのだろうか。しかし、作品が最後に着地するのは「個人」である。