わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

うそつきな会社

 六時五十分起床。晴れた朝を渇望しているせいだろうか、神経はむしろ雨の気配に敏感となるようだ。西側の部屋で寝ているので朝日は差さない、だから窓を開けずに空模様を感じ取るにはよほど神経を研ぎ澄まさなければならない。だが晴れは感じにくい。いや、晴れた日は神経は尖らない。雨がつづくからこそ尖ってくるのだ。部屋の中の湿った空気は、日ごとに感覚を鋭利にする。今日も雨だ。皮膚で、そしてかすかな音でわかった。
 朝から外出。午前中は神田にある某非営利団体でパンフレットのプレゼン。二時間を要した。新橋へ移動し、汐留で食事をしてから某IT企業で新聞広告のプレゼン。こちらは一時間。つづいて茅場町へ移動し、今度は某証券会社Web サイトの打ち合わせ。これも一時間。脳が疲れた。気晴らしに東京駅まで歩いてみたが、まったく効果はなかった。一時的であれ、雨が止んでいたのだけが救いである。
 おもしろいクルマを見かけた。どこぞの企業の営業車だ。ドアには社名が書いてあり、その社名の上には「眠らない会社。」とある。会社のスローガンらしい。24時間365日のサービスがウリなのだろうが、何の会社だろう、気になってクルマの中をさりげなく覗いてみると、中で営業マンらしきオッサンが、グースカと寝ていた。うそつきな会社だ。
 帰りの電車。西の空の雲がわずかに切れ、そこからオレンジ色の夕陽がのぞいていた。
 帰社/帰宅後は某印刷会社パンフレット、某団体広報誌など。二十三時、業務終了。