わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

金井美恵子・金井久美子『ノミ、サーカスへゆく』

 金井姉妹の合作。もっとも、美恵子作品の装丁はほとんどが久美子担当なのだが。
 前から気になっていたものの、何となく買い控えていた作品。絵本というところで歯止めがかかっていたのかも。最近は絵本も時折買うのだが(長新太とかだけど)、以前は児童文学アレルギーだったのだ。
 昔、カミサンと絵本をつくったのを思い出した。タイトルは『ぼくらをただの「ねこ」ってよぶな』。ぼくが話をつくり、詩のような本文を書いて、カミサンが絵をつけた。会社のプリンタで印刷し自分たちで製本して、カミサンの個展のときに売ったら案外売れた。といっても数十冊程度だが。うれしかったのは、買って帰った子どもがずーっと飽きずに音読し続けてくれたという話を聞いたとき。「音読」されることを狙って書いたからだ。

ノミ、サーカスへゆく

ノミ、サーカスへゆく