「未完の少年像」。戦後数年経ってからの話だろうか、精神障害者施設で文学について講演してほしいと依頼された主人公は、戦争体験を織り交ぜながら書くことの孤独について語る。講演後は、スタッフとともに命の価値について語り合う。人は、なんのために死ぬべきなのか。このようにダイレクトに書かれているわけではないのだが、そう読めて仕方ない。「なんのために生きるべきなのか」とは読めない。
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