わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

[日記]靴下を買うに違いない/タイムアウト

 素足に皮靴というのは受け狙い以外の何者でもないのだろう。おしゃれだと言うが、本当のところはどうなんだ。キャラづくりという、タレントとしてのマーケティング上の戦略がそこに潜んでいるはずだ。おい、図星だろう。一緒に走りながら、そう問い詰めてやりたかった。ロードランナータイプの軽快な自転車に、イタリア製の皮靴は不つり合いすぎる。だが男は平然と、それが当然だという顔つきで自転車をこぐ。ぼくは、そして彼の取り巻きどもは(ぼくは決して彼の身内ではない)、似たデザインと機能の自転車で彼の後ろをついてゆく。いや、ついてゆくのは取り巻きどもだけで、ぼくだけは違う。彼を追いかけている。素足の理由を問い詰めるために。しばらく走りつづけたのちに、彼は唐突にハンドルを切り車体を傾け、大きなスーパーに入っていった。靴下を買うに違いない。そう思ったところで目が覚めた。
 四時猫ゴハン起床、六時おしっこ起床、七時鳥ゴハン起床、その後こんこんと眠り、石田純一の夢を見て、九時前にようやくきちんと起床できた。
 午前中は掃除だの洗濯だの。カミサン、午後からは千駄木に好きなアクセサリー作家の個展(なのかな)を見に行くついでに上野まで回り、画材を調達してくるという。ぼくは仕事が立てこんでいるので書斎にこもって仕事をするが、雨が降りはじめて洗濯物を取り込んだり「エホバの証人」の人が尋ねてきたり住宅メーカーの方がイベントの勧誘のために電話をかけてきたり麦次郎がなあんなあんと鳴き叫ぶのでなだめたり花子がふにゃんふにゃんと鳴き叫ぶのでなだめたりとあれこれ対応していたら結局自分の仕事に割く時間がほとんどなくなり、ありゃまどうする、と思っているうちに夜になり、カミサンを迎えにいくついでに夕食の材料など買っていたら完全にタイムアウト。残りは明日ということになった。ありゃまこりゃま。
 録画しておいた「もやもやさまぁ〜ず2」の特番を観ながら夕食。出来合いの餃子、イカとアスパラガスの塩ダレ炒め、グリーンサラダ、卵とコーンのスープ。塩ダレ炒めは自分でつくった。ショウガのみじん切りを軽く炒めたらそぎ切りしたイカをぶち込み、塩コショウで味付けし、下茹でしたアスパラをぶち込み、馴染んだらあらかじめつくっておいたトリガラスープを少量入れ、水溶き片栗粉でとろみをつけて完成。なかなかの仕上がり。