わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

疲れた身体にカフェインは効かない

 いやいやよも好きのうち、のリクツにあわせれば眠い眠いも眠くないのうち、ということになるのだろうが、いや、このリクツのあわせ方は明らかに間違っている。要するに、眠い。昨日は妙な働き方をしてしまったので、ほぼいつも通り十二時半過ぎには寝たとはいえ、まったく疲れが取れていない。五時五十分に意識は目は覚めたが、十五分間、身体のほうが目覚めてくれなかった。その間、猫に騒がれ、何度も髪の毛をなめられた。なめられるたびにシャク、シャク、と音がする。その音で身体が目覚めたのかもしれない。
 大慌てで身支度し、ドウブツの世話をし、朝食(といってもトマトジュースとヨーグルトという固形物ナシの簡単な内容だが)を取り、洗い物をし、打ち合わせの準備をし、掃除を済ませる。カミサンは麦次郎を連れて動物病院へ。退院後第一回目の検査。ぼくは荷物を抱えて馬喰横山へ。建設中のスカイツリーが何にも遮られることなくよく見える場所にある某デザイナー事務所にて打ち合わせ。某カフェのオリジナル商品の販促物、そして某家電メーカー(大手ではない)商品カタログ。二時間以上かかった。
 大慌てで麻布十番へ移動。十五分ほど時間が空いたのでサササッ昼食を、と思ったが、ファストフード的な店が見つからない。マクドナルドはあったが、ひどい混雑で入れない。仕方ないので路上でメールチェックなどしながら時間をつぶし、予定の時間より少々早めに、次の打ち合わせ場所に入った。某デザインプロダクションにて、某家電メーカー(外資系)のカタログの打ち合わせ。こちらは三十分で終わった。
 新宿へ移動。花園神社の近くにある常陽銀行新宿支店へ。ここで、子どものころにつくったまま放置し、通帳をなくし登録した印鑑もどれなのか、すっかり忘れてしまっていた口座を解約する。銀行からどうにかしてくれ、と催促の連絡が来てしまったのだ。実家から、かろうじて残っていたキャッシュカードと口座番号だけは引き上げておいた。これとぼくが今使っているハンコで手続きをした。それにしても、口座を開設した記憶がまったくない。疑問におもいつつ登録印の印影を見せてもらったら、それはぼくの名字の三文判ではなく、父のフルネームが刻まれた実印が使われていた。そうか、おそらく両親がぼくからお年玉を巻き上げ、それをぼく名義で、ただし印鑑は父のものを使って口座を開設し、そこに預金していたのだ。むむむ。ぼくの将来のためにそうしてくれたのか、それともモズのハヤニエのように、自分たちで使ってしまう魂胆だったがすっかり忘れていたのか。前者であると祈りたい。
 その後、先日経営破綻が報じられていた桂花ラーメンへ。ずっと気になっていたので十年ぶりに入ってみたが、学生時代は平日の昼間でもつねに行列ができていたというのに、繁華街の路地の奥にありそうな(まあ、桂花はそういうロケーションにあるわけだが)ごく普通のラーメン屋さんとおなじくらいの客の入り方で、全盛期を知っている身としては、ずいぶんさびれたな、と悲しい気分になってしまった。そして十年ぶりのターロー麵は……アラフォーの胃袋にはかなりシンドかった。店を出ると、どんどん気分が悪くなり、腹も痛くなってきた。堪えられなくなり、荻窪駅に着くや否やルミネに駆け込み、男子トイレで……以下略。
 十六時過ぎ、帰社/帰宅。たまりにたまったメールを処理し、コーヒーを飲んで休憩したら猛烈な睡魔に襲われ、そのまま小一時間寝てしまう。カフェインがまったく効いていない。目覚めてからは、もう何かを考えそれをカタチにすることがかなり難しそうな状態だったので思い切って仕事は終わりにし、溜め込んでいたシャツのアイロンがけに精を出した。そして夜は更けてゆく。猫たちは暖房のそばでグースカと寝ている。ぼくもそろそろ眠ろうかと思う。
 読書はできず。今日はお休み、だな。
 ↓今日から読みはじめようと思っていた本。

遠い空 (中公文庫)

遠い空 (中公文庫)