短篇集『蛇淫』に収録。まだちょっとしか読んでない。
川上弘美の『舞鶴』はもう少しで読み終わるのだが、なんだか読了する気が失せてしまったのでほったらかしてある。一方、中上は内容こそキツいがなぜかパワーをもらえる。弱っているときや迷っているとき、なぜか『枯木灘』や『岬』を読むと体にも心にも一本芯が通ったような気分になれるのだ。
出稼ぎで働くアイヤは、妹である房の子ども、哲広と番屋に向かう。哲広は、母が自殺未遂したことを知り心を痛めていた。
- 作者: 中上健次,井口時男
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/09/10
- メディア: 文庫
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