わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

中上健次「水の家」

 短篇集『蛇淫』に収録。まだちょっとしか読んでない。
 川上弘美の『舞鶴』はもう少しで読み終わるのだが、なんだか読了する気が失せてしまったのでほったらかしてある。一方、中上は内容こそキツいがなぜかパワーをもらえる。弱っているときや迷っているとき、なぜか『枯木灘』や『岬』を読むと体にも心にも一本芯が通ったような気分になれるのだ。
 出稼ぎで働くアイヤは、妹である房の子ども、哲広と番屋に向かう。哲広は、母が自殺未遂したことを知り心を痛めていた。

蛇淫 (講談社文芸文庫)

蛇淫 (講談社文芸文庫)