わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

雨音の一日

 六時二十分起床。朝から雨。強く降ったり、弱く降ったり。地面を打つ音が騒々しく飛び込んできたかと思えばたちまちゆるみ、雨音と交代するかのように、鳥の鳴き声が響きはじめる。霧雨の中、ヒヨドリがピーピーと甲高い声を響かせながら羽をすぼめて弾丸みたいに飛んでいった。羽ばたいては、翼を閉じる。羽ばたき方に応じて、スピードも変化する。高度も変わる。羽ばたけば高く上がり、羽を畳むとストンと落ちる。変な飛び方だ。
 仕事。早朝からひたすら某官公庁の企画書づくり。60ページ以上にわたる大作。
 二十二時三十分、ようやく終了。明日は一カ月ぶりに休める。雨音が聞こえてきた。高い、紙をツメの先で軽く軽く擦ったときのような雨音。そこに時折、ぴちゃん、ぴちょん、と雫が水たまりに落ちる音が混じる。
 読書はこれから。たぶん「群像」の今月号を読む。