わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ひねった蛇口のように

 五時五十五分起床。花子がいない。だがすぐに見つかった。網戸にしておいたアトリエの窓で風にあたっていた。長毛種の猫は窓辺がよく似合う。短毛種の猫の場合は外に出たくてたまらない駄々っ子のように見えることがあるが、長毛種の場合は深窓の令嬢、あるいは淑女のようなたたずまいがある。すべて女性の喩えになってしまったのは、花子がメスだからだろうか。
 麦次郎、皮下輸液160cc。巨猫なので、普通の猫より輸液量が多い。
 朝のうちは涼やかだったが、あっという間に夏の暑さに部屋中が襲われてしまった。汗を拭き拭き仕事、掃除、仕事。夕方から雨が降るらしいので、午前中のうちに買い出しに出かけた。牛乳、トマトジュース、麦次郎専用日田天領水ピルクルベビースターラーメン天ぷら、合い挽肉、冷凍餃子、その他その他。
 昨夜のグリーンカレーの残りにココナッツミルクと牛乳を足し、半田手延べをブチ込んでインチキカオソイにして昼食。ウマイのだが、量が多すぎて困った。
 腹一杯すぎて動けず。頭も働かず。三十分ほど腹ごなしに仮眠。
 仕事再開。こもる暑さに辟易し、ひさびさにエアコンをオンにした。午前中はコピー用紙の裏紙にゲルインキボールペンを使ってアイデアを書き留めていたのだが、なんだか手が疲れてしまうので鉛筆にしてみたが、やはりしっくりこない。午後からは万年筆、といっても14金や21金ニブの高級品ではなくてセーラーの「プロフィットふでdeまんねん」でガシガシと書き連ねた。よどみなく、ひねった蛇口のようにアイデアが出てくる、そんな気がする。論理的な行き詰まりも破綻もない。問題は、汗でところどころ滲んでしまうこと。これは、エアコンを入れることで解決した。
 夕方、休憩時間に「ベビースター天ぷら」を食べた。油で揚げてあるのに、オリジナルのベビースターより味が軽くなっている気がした。触感はさらによくなっている。ヤミツキ系。
 夕食はカミサン特製ピーマン肉詰めとレンコンサラダ。どちらも好物。腹一杯。