わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-09-19から1日間の記事一覧

富野由悠季『映像の原則 ビギナーからプロまでのコンテ主義』改訂版

ガンダムの総監督である富野氏による映像技術論。CMやプロモーション映像の仕事はあまりなのだが、それでも本作は読んでおきたいと思った。たぶん読まないけど。映像の原則 改訂版 (キネマ旬報ムック)作者: 富野由悠季出版社/メーカー: キネマ旬報社発売日: …

後藤明生『笑坂』

連作短篇集。かなり前に古書店で見かけて購入。後藤明生の作品は手に入りにくいので、見かけたら絶対に買うようにしている。非常に気に入っている作家の一人。名作『挟み撃ち』はとても気に入っている。 「道」。浅間の別荘で呑気に暮らす作家の男は、通り道…

ひねった蛇口のように

五時五十五分起床。花子がいない。だがすぐに見つかった。網戸にしておいたアトリエの窓で風にあたっていた。長毛種の猫は窓辺がよく似合う。短毛種の猫の場合は外に出たくてたまらない駄々っ子のように見えることがあるが、長毛種の場合は深窓の令嬢、ある…