肌にトンコツ - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　六時起床。窓を開けると秋風の気配を感じるのだが、身支度だのゴミ出しだのドウブツの世話だのと慌ただしく動き回っているうちに、夏の南風に変わってしまっている。雲のかたちも明らかに夏のものだ。額と背中から汗が噴き出す。体の反応も夏のものだ。だが、蝉の声は遠く弱い。善福寺川にはアカトンボやシオカラトンボが気ままに飛びつづけている。
　仕事。暑いが昨日よりはましなので多少は効率がよい。
　午後、中野にて打ち合わせ。印刷会社の営業の方と待ち合わせたのだが、早く着きすぎて十分ほどぼけっと得意先のビルの前に突っ立っていた。トンコツ系ラーメン店のそばにあるので、しばらくその臭いをかぎながら、ということになる。帰宅後、タオルで汗を拭いたらトンコツの臭いがした。服は大丈夫だったが、汗のせいだろう、肌には付着してしまったようだ。
　十五時過ぎ、帰社／帰宅。夜まで机にはりつきつづけた。