わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

そんな性癖は、ない。

 例によって四時三十分に一度麦にごはんを与えてから、六時にきちんと起床。またごはんをねだられたのでお皿に20gほど盛ってあげると、ガッツガッツと食べたのだが、その場で全部吐いてしまった。心配するような吐き方ではない。いつものことだ。しばらくカミサンが見守る。ぼくは吐いたゲロの片づけ。オシッコをしていたのだが、全コボシしていたのでそちらも始末。猫を飼うとは、こういうことだ。ゲロをも、オシッコをも、そしてウンコをも愛でるつもりで始末しつづけなければならない。別にそういう性癖があるわけじゃないけど。

 ぷちぷち、体重が数日前に39.5gにグンと増えたが、その後は変わらない。ちょっと腹が重そうなそぶりをみせるのが痛々しいのだが、それ以外はいたって元気。止まり木に止まり、背を丸めてじっとしているところを見ると心配になるものの、小声で、ブゥー、とか言っているので(なにか文句というか愚痴というかため息というか、そういうものなのだと思う)、まあ、大丈夫だろう。手術ができる年齢ではないので、もう、一日でも長くご機嫌な時間がつづくよう、あれこれ全力でやってあげるだけだ。

 布団を干そうかと考えるも、昨夜までの雨で手すりがびっちゃびちゃだったので断念する。「あまちゃん」再放送、そして「まれ」最終回。うーん、それなりには楽しめたのだけれど、ちょっと欲求不満かな。ここ数年では(って全部観ているわけじゃないけど)、「花子とアン」が一番好きだった。おもしろいのは「あまちゃん」だけどね。

 掃除を済ませ、十一時三十分ごろカミサンと外出。中央線に乗りお茶の水で降りて湯島へ。湯島天神への参道からちょっとだけ奥に入ったところにある「王冠印雑貨店」に顔を出す。この店、はとこが経営しているのだ。いとこを通じてそのことを知り、Facebookでつながったので、ご挨拶にうかがった。ちょうど近所にある保護猫カフェ、普通のカフェと共同で「ねこまつり」をしている最中というのもある。カミサンと商談が進む。来週中ごろから、カミサンの商品を扱ってもらえることになりそう。ありがとう、Kさん。カミサン、猫Tシャツと猫手ぬぐいを購入。

文京・湯島のレトロな雑貨屋さん 王冠印雑貨店

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 以前から気になっていた湯島天神すぐそばの鳥料理専門店「鳥つね」で上親子丼を奮発。いやあ、鶏肉も卵も絶品。肉も卵もしっかりとした旨味があり、そこにしっかりした出汁の味付けが加わるので、もう無敵だ。とろっとろの火の通し加減もすばらしい。コースに付いてきた鳥しんじょもふわっふわで旨味が濃厚、想像を超えるうまさだった。

https://instagram.com/p/8FIE39JBtW/

 

 湯島天神、そして妻恋神社というそのすぐそばにある小さな神社を参拝してから、有楽町まで歩いてみる。はじめての試み。基本的にオフィス街がつづくのだが、微妙な変化が妙におもしろい。

 途中、東京駅前でKITTEに寄ってみる。東京大学の研究所蔵物を展示したスペースが意外にもおもしろかった。さまざまな動物の骨格標本、そして主に鳥類のはく製。はく製というのは、リビングルームにかざってあったりすると悪趣味だと感じてしまうのだが、博物館にあるとその動物の特徴をしっかりと観察できるので貴重だ。KITTEのショップフロアで、試してみたら非常にすばらしい品質だったヘアブラシを買ってしまった。なんと、2万円。でも、30年以上使い続けているお客さんがいるのだそうだ。そう考えると安いのかもしれないが、今使っているブラシももう10年使っているが値段は2千円くらいだったからなあ。でも、今回はそういう価値観じゃなく、品質にほれ込んで買っているのだから、これでいいのだ。

 松屋へ。地下のフルーツジュースコーナーで渇いたのどをうるおしてから、食器売り場のアラビアのコーナーで古くなってしまったパスタ皿を新調。カミサンはちょっとだけワイズを見たが、何も買わず。ぼくは欲しいものがないのでヨウジヤマモトには寄らず。ネスプレッソでコーヒーカプセルを買って帰宅する。

 夕食はタウンセブンで買った中華弁当。フジテレビでやっていたお笑い番組を観て爆笑しながら食べた。

 読書は「新潮」に掲載されていた多和田葉子の新作短篇の冒頭を読んだくらい。今のところ、ちょっと反戦的。

 

新潮 2015年 10 月号 [雑誌]

新潮 2015年 10 月号 [雑誌]

 

多和田葉子の作品はこちら。最近では『献灯使』がよかったなあ。