主人公の少年に聞こえる、秘密にしろ、誰にも話すなという幻聴。そして不思議な性格と行動を繰り返す(ように少年には見える)母。少年は幻聴と母とを結びつけて考える。世界は少しずつ、非現実性を帯びていく。
母が雑種の白い犬が亡くなるたびにおなじような白い犬をもらってきて、必ずおなじ「ポニー」という(冷静に考えるとかなりトンチンカンな)名前を付けつづけるくだりは、妙な浮遊感があっておもしろかった。こわいんだけどね。
主人公の少年に聞こえる、秘密にしろ、誰にも話すなという幻聴。そして不思議な性格と行動を繰り返す(ように少年には見える)母。少年は幻聴と母とを結びつけて考える。世界は少しずつ、非現実性を帯びていく。
母が雑種の白い犬が亡くなるたびにおなじような白い犬をもらってきて、必ずおなじ「ポニー」という(冷静に考えるとかなりトンチンカンな)名前を付けつづけるくだりは、妙な浮遊感があっておもしろかった。こわいんだけどね。