わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-11-16から1日間の記事一覧

古井由吉『山躁賦』

「陽に朽ちゆく」読了。主人公は畔道で葬儀に向かう一族の列を目撃する。そのまま寺に向かい、そこで彼は合戦に明け暮れた時代の荒法師、いかめ房こと阿闍梨佑慶と(幻想の中で? その霊と?)出会う。 寺で見かけた五輪塔を見て、石が朽ちるということを思…

荻窪北の地域猫?

古いマンションの塀で寝ていた。ときどき見かけるのだが、地域猫か、それとも飼い猫か。街での猫との出会いは楽しいもので、一度見かけた猫とは友だちになったような錯覚すら覚える。しかし、その一方で猫の放し飼いによる猫虐待の誘発や交通事故といった問…

麦ふんじゃった

花子、今日も落ち着かない。部屋中うろついては、ふにゃんふにゃんと鳴きつづけている。 麦次郎、しっぽをリビングでふんづけてしまった。うっかりしてた。ごめんよムギジ。でも麦は絶対に怒らない。なんていいヤツなんだろう。 ぷちくそは暴れまくっている…

国立西洋美術館・ベルギー王立美術館展

ベルギーの美術、というとピンとこないのが正直なところだが、ブリューゲル、ルーベンスなどが活躍したフランドル地方は現代のベルギーにあたる、と言われればスゲエと思ってしまう。それよりもなによりも、ブリューゲル、ルーベンス、そしてデルヴォー、マ…

東京国立博物館・平成館 仏像特別展 一木に込められた祈り

あの「伊藤若冲展」を開催した場所である。さぞかしスゴイのだろうと期待していた。仏教に多少の関心があったというのもある(篤い信仰がある、というのではない)。だが、正直言って期待外れ。寺院に行くのは好きで、そこで仏像を眺めるのも好きなのだが、…

猫背の列

いつも通り七時に起床したが、今日、明日は急ぎの仕事がないのでオフにした。夏休みを取っていなかったので(それどころか土日も頻繁に働いていたのだが)、久々の休暇というわけだ。 十一時三十分、上野へ。秋の陽に黄葉が柔らかに照り返す上野公園、ジジバ…