わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2008-05-04から1日間の記事一覧

鈴木志郎康『見えない隣人』

これまた気になっていた作品。やすーく買えました。傑作『やわらかい闇の夢』の後になるのかな。「ゴゴシマヤ」で何ページか立ち読みした。短めで平易な言葉で少々ナンセンスな世界を語っているようなのだけれど、実は意外にずっしり重い。こういうの、好き…

堀江敏幸『一階でも二階でもない夜 回送電車II』

新刊で買おうと思っていたら、古本で見つけたのでラッキー。 堀江敏幸は、日常に隠れた小さいが魅力的な物語の断片を探したり拾い上げたりつついたりするのがほんとうにうまい。こういう視点って、赤瀬川原平の「路上観察」に通じるような……そうでもないか。…

番外編・高橋睦郎「七十歳の出発」(日経新聞)

新聞に掲載されていたエッセイ。詩人の高橋睦郎さんが「読む」と「詠む」の違いと共通点という切り口から、散文・韻文の同一性と、それらの創作における本質について言及されていた。おもしろかったので一部引用。 (前略)日本語で古来「うたをよむ」という…

古井由吉『古井由吉自選短篇集 木犀の日』

「髭の日」。父親の入院譚。ゆるやかに暴走する老人。木犀の日 (講談社文芸文庫)作者: 古井由吉,大杉重男出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/02/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (27件) を見る

まだイタタ

七時起床。寝違え、まだ痛い。シップを貼ってみる。アイシングも続けた。 曇天。午後から散歩を兼ねて図書館、クイーンズ伊勢丹と回っていたら小雨がぱらついてきた。お湿り程度、という表現がある。それよりももっと少ない程度で特に困ることもなかったのだ…