わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2009-01-02から1日間の記事一覧

2009年

ぼくの野望が叶う ぼくのやっている会社がどーんと売上&利益率アップ カミサンの個展、絵画作品があっという間に完売 あっけらかーんと景気回復。失業率も倒産率も激減。一億総中流時代の再来。ただし価値観は多様化したままで Palm OS Novaが期待以上の完…

堀江敏幸『未見坂』

「戸の池一丁目」。バス停と雑貨屋を中心に描かれる、地域の共同体の全体像とそこに根付く人々の生活、そして感情。 「プリン」。他の作品は地域というエリアローカルな共同体、あるいは家族というミニマムな共同体が描かれていたが、本作では「血族」「親族…

町田康『夫婦茶碗』

表題作。愚かな発想。暴走するマイナスの想像力。主人公の経済状況は悪化の一途をたどるばかり。子どもの誕生が、これをどう変えるのか。夫婦茶碗 (新潮文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/04/25メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 53回…

正月の領域

食らうことは生命活動の基本であるが、基本に忠実では応用力が効かなくなる。すなわち、他の楽しみが失せる。正月が来るたびに、そう思う。思うに子どものころの正月は生命活動の基本をできあいの半保存食という分野で究極のレベルまで追究するおせち料理を…