わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

循環/出入

 七時、起床。台風は通り過ぎた。窓を開けると、風や陽射しではなく、まず強い湿気が流れ込んできた。だが空気は自然に循環する。部屋に満ちていた、ぼくらの寝息が混じった空気と台風が残した水気の多い空気とが混じり、すぐに流れを生み出し、ひとめぐりする。空が表情を変えるように、部屋の空気も表情を変える。

 朝一番で旧事務所へ。燃えないゴミを出して、すぐに帰宅。帰りがけにコンビニでトマトジュースを買った。疲れると身体があの酸味と塩分を求めるようなのだ。
 
 戻って一息ついたところで、花子を病院へ連れて行く。今度は右後ろ脚の肉球が腫れていて、ちょっとジクジクしているのだ。診察してもらったところ、皮膚炎を興した部分を舐めすぎて、炎症を起こしていると言われた。化膿止めを処方してもらったが、果たして飲んでくれるかどうか。

 帰宅後、O社チラシのコピーに取り掛かるが、資料不足。午後は新宿の量販店で資料集めをする。
 その足で吉祥寺に向かい、「リブロブックス」で資料になりそうな雑誌を調達しようとしたが見つからず。結局小説やらエッセイを買ってしまった。奥泉光『モーダルな事象』、金井美恵子『小春日和』、武田百合子『ことばの食卓』。
 戻ったらひどく体力を消耗したのか、脳みそがさっぱり働かない。仕方ないのでアタマを使わなくて済みそうな事務処理をした。
 
 野坂『東京小説』を少し。阿部和重グランド・フィナーレ」も少し。


奥泉光『モーダルな事象
モーダルな事象 (本格ミステリ・マスターズ)


金井美恵子『小春日和』
小春日和(インディアン・サマー) (河出文庫―文芸コレクション)


武田百合子『ことばの食卓』。
ことばの食卓 (ちくま文庫)