わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

地球温暖化と環境破壊

今日の花子様。

 毎年、九月中旬から十月の末あたりまで仕事がまばらになる。なくなるわけではないが、ゆるくなる。緩やか、ではない。ゆるいだけだ。案件数が減るが、スピードが求められることには変わりない。緩急が激しくなると表現すべきか。ところが今秋は強いテンションがしばらくつづく。かと思えば、パタリと止む。少々リズムが狂っているようだ。天候の狂いは地球温暖化と環境破壊のせいにされるが、ではぼくの受注の狂いは何のせいか。ぼく自身の脳味噌の温暖化と脳細胞破壊のせいか。
 今はテンションが高い状況にある。今朝も早くから起きてバリバリバリと働かねば、と気合いを入れて寝たはずなのだが、目が覚めたものの、睡魔に負けた。三十分だけだが寝坊し、だが、まあいいや、と呑気に構え、マイペースで仕事を片づけていたら、予定していた打ち合わせは延期になり、おまけに今日支給されるはずの資料も結局届かない。そのために午後をまるまる空けておいたのだが、予定が狂った。暇になってしまった。それでは、ということで、午後からは迷走台風がチンタラしているおかげで降りつづける迷惑な雨の中、新宿まで繰り出し某案件の企画書に使うためのフリー素材集をビックカメラで購入した。3パック、画像点数合計七万点。値段はおよそ二万五千円。フォトエージェンシーのレンタルフォトは、この値段では借りられない。それを思うと安いもんだ。しかし、安かろう悪かろうな面もあるから油断ならない。フリー素材集、気を抜いて使えば、仕上げた作品はひどいことになる。気を入れ過ぎると、一点も選べず途方にくれることになる。油断ならないのは、ぼくの今日の仕事の状況とおなじだなあ、なんて考えながら帰宅。
 カミサン、整形外科に行ったが担当医がいないということで適当にあしらわれ、初診料だけ払わされて帰ってきたのだそうだ。ひどい医者もいるもんだ。西荻窪の某整形外科。内科も併設しているところだ。
 
 花子、近ごろ甘えが激しい。麦次郎は、なぜか満月になるとテンションがあがる。今日の月齢は14だ。
 
 大江『さようなら、私の本よ!』。暗い結末。タケチャンの死のグロテスクな描写。大江健三郎、こういうシーンだけは初期のキツイ描写が突然(完全にではないが)よみがえる。ドロドロ、というのではない。ひとつの視覚的なイメージが、読み手を瞬時にズタボロにする。そんな感覚。