わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

点、点、点/わっさ、わっさ

 六時五十分起床。空には晴れ間などどこにもない。一面、のっぺらぼうな曇り空だ。風は幾分強めで冷たい。春の兆しはないものか、などと目を凝らしてみても、よくわからん。あちこちの庭で息の長い椿がまだ咲きつづけているが、天然自然名ものにしては目を刺すような、妙に鮮やかな色合いの花びらが土の上に点、点、点と散るさまは冬の花の終わりであるのだから、春の訪れと取れなくもない。だが、去る冬よりは来る春を確かめてみたい。
 午前中は銀行めぐり。午後より小石川にて打ち合わせ二件。桜並木はまだ裸ん坊だが、つぼみはだいぶふくらみ、枝がわずかではあるが重そうにしなだれはじめた。
風は止んでいる。強く吹きはじめれば、重みと風の圧とで、つぼみの集団はわっさわっさと揺れるのだろう。そんなことを想像してみた。わっさわっさも、春の兆しか。
 帰社/帰宅後は延々と事務処理。二月はスタジオ・キャットキックの決算月なのでどうしても金勘定に神経質になる。行き過ぎた金銭管理は進むべき道を見誤らせる。注意せねば。
 夜、猛烈な下痢に襲われる。早めに床についた。