わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

もじゃもじゃペーターとドイツの子どもの本


http://www.kodomo.go.jp/event/exb/bnum/tenji2006-01.html 国際子ども図書館にて。「もじゃもじゃペーター」は、ホフマンという精神科医が描いた子ども向けの絵本。言うことを聞かないで髪の毛はぼうぼう、ツメはの美放題のキタナイ子どもが表紙だ。「悪いことしてると、●●●が来て▲▲▲されちゃうよ!」「●●●すると、▲▲▲になっちゃうよ!」なんて叱り方をする親がいるが、本作はまさにそんなノリ。本当にそうなってしまったワルワルの子どもを、すっとぼけた文体の文章とすっとぼけたタッチの挿し絵でつづっている。繰り返し絵本化され、日本でも出版されているらしい。ぼくは学生時代ドイツ語学科でドイツ文学は真剣に(でもないか)学んでいたのだが、ドイツの児童文学にはあまり興味がなかったので(その代わりドイツ以外の国の文学に興味が向かっていた。あ、それからドイツを含めた西洋思想ね)、「もじゃもじゃ」のことは知らなかった。純粋に、おもしろかったなあ。