わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

凡庸な四月の平日と唐突の脱退劇

 紗季ちゃんの夢は見なかった。六時五十分起床。
 午前中は某団体パンフのアイデア出し、午後からは打ち合わせを立て続けに二本。移動すると汗をかく。空は霞んでいるが、ときおり強い陽射しが顔を見せ、春の曖昧な光に慣れてしまった軟弱な瞳に飛び込んでくる。
 アスファルトの上を歩いていると、濃いグレーの上に強烈な桃色が散っているのにふと気づく。その桃色が、風にあおられるとコロコロと転がりながら渦を描いたり集まったり散ったりし、やがて路肩に自然と集まって積もる。ピンク色の雪だ、などと思いつつ目線を上げる。八重桜の木があることに、ここでようやく気づく。にぶいのだろうか。いや、そうではない。まだ枝先には鮮やかな花が残っているのだが、それを覆い隠してしまうくらいに、葉が生い茂りはじめているのだ。樹上の花びらより、アスファルトに散りつ積もりつする花びらのほうが、太陽の光をたくさん受けることができる。光があれば、さらに輝ける。だから樹上の桜には目が行かない。
 十六時三十分、帰社/帰宅。大量のメール。処理しているだけで、夜になってしまった。
 世界卓球を観る。福原の速攻、鮮やかだ。意志と攻撃力が直結しているような気がした。
 Yahooで、モー娘。の紺野と小川が脱退するというニュースを知った。両者ともはいったときはミソッカスだなあなどと感じていたが、めきめきと頭角をあらわし、とくに紺野の成長ぶりには驚いた。きれいにもなったし。少々残念ではあるが、まあ最近はモー娘。という存在自体にまるで興味がなくなっているから、それ以上の感想はない。新たな世界でさらに成長してほしいと願うだけだ。