移動中に読む本を忘れたのでつい購入してしまった。星野の三島賞受賞作。自分を人魚だと思っている妄想癖のある独身女が、人殺しの日系人若年カップルをかくまう話、らしい。
星野ならではのダークに病んだ特異な文体が炸裂。彼の短編を以前読んだことがあるが、最低最悪の状況から抜け出す道がかろうじて見えるのだけが救いだった。これもそうなのかな。

- 作者: 星野智幸
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/10/28
- メディア: 文庫
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