2008-02-02 古井由吉『白暗淵』 読書日記 「無音のおとずれ」。人間は、破滅に縛られながら生きる存在らしい。古井の語る戦争体験の物語(メタ物語といったほうがいいかもしれないが)恐れや悲しみを越えたところから、人類の原罪の、個人における発現のかたちを伝えようとしているようにも読める。白暗淵 しろわだ作者: 古井由吉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/12/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (48件) を見る