三時から四時にかけて花子のごはんちょーだい攻撃＆連続ゲロで寝ていないのだが、それでもなんとか五時四十五分起床。
七時半、出発。ずぶ濡れを覚悟していたが雨足は弱い。満員電車の中で強引に新聞を読みながら東京駅へ。新聞の端が顔に当たったのか、五十代のおっちゃんに、チッと舌打ちされた。アタマを下げたが、舌打ち直後と表情が変わらない。
新幹線で京都へ。雨はすっかり上がった。静岡近辺では青々とした力強い初夏の富士がはっきりと見えた。だが車内はほとんどが出張のビジネスマンばかりだったためか、おー富士だ富士だと喜ぶ人はまったくいない。別の車両には修学旅行客が乗っていたようなので、そちらではおそらく大騒ぎだったと思う。
京都から奈良へ。奈良から車両二両・無人駅ばっかりのローカル線・桜井線で三輪へ。三輪明神大神神社を参拝する。ウチの会社が危機だったとき、ここに詣でたらなんとか乗り切れたことがある。神仏に依存しきっているというわけではないのだが、それ以来毎年ここのお札を宅配便で取り寄せていた。今年は時間ができたので交通費三万円かけて拝んでもらいに来た。ただし、日帰りでしか時間は取れないのでとんぼ返りで帰ることになる。ご祈祷してもらって、ちょっと周辺を歩いて、三輪そうめんと柿の葉寿司を食べたらもうタイムリミット。せわしないのなんの。
同じルートを逆にたどり、十九時に荻窪着。おみやげに買った聖護院の八つ橋はなかなかうまかった。
