お腹いっぱいで眠くなってしまい(ロルフィングの影響もあるのだろうが)、あまり読めず。
同窓会のようになってしまった葬式の帰り道、旧友たちと別れた主人公・星川は、駅のホームで思いがけず友人の小滝と出会い、意気投合して中国人のおねーちゃんがいるパブのような店に突撃するのだが、そこでおねーちゃんたちに「葬式帰りなのに悲しそうにしていないのはなぜだ」と言われてしまう。
本作、保坂さんが『小説の自由』などで展開した小説論を裏付けているようで、実はところどころで、ひょっとすると全体が、その正反対のことを意図的にやっているように読めなくもない。というか、そう考えながら読むと、非常におもしろい。読み方としては反則だけれど。
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