タイトルのヒントになるような描写はひとつも見つけられぬまま読み終えてしまった。四人の子どもたちの小さな小さな、でも本人たちにとってみれば大きな大きな悲しみと喜びの記憶が、結びついたり、離れたり、交差したりしながら、複雑な模様を織りなしてゆく。その模様こそが星座、なのかな。実験的でとっつきにくい人は多いと思うが、うん、今のところ今年読んだ新作の中ではイチバン。あんまり読んでないけど。
- 作者: 福永信
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/06
- メディア: 単行本
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