「荒くれ」。生きることの「わからなさ」、存在することの「わからなさ」を、路地/被差別部落というコードのもとで表現することで、爆発的なエネルギーを得ている。短編として仕上げているので作品世界が巧みに圧縮されており、その分激しさも強いように思える。
- 作者: 中上健次,井口時男
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/09/10
- メディア: 文庫
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「荒くれ」。生きることの「わからなさ」、存在することの「わからなさ」を、路地/被差別部落というコードのもとで表現することで、爆発的なエネルギーを得ている。短編として仕上げているので作品世界が巧みに圧縮されており、その分激しさも強いように思える。