わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

軸は「寒い」

 六時起床。猫に三度も起こされて眠いのだろうか、眠いという自覚はないのだが体は眠いようで、身支度する動きがどこか緩慢な感じがするのだが、それは眠いからではなくて、寒いからなのかもしれない。だがデロンギのオイルヒーターは五時には作動しはじめるようにタイマーをセットしているから、深夜はおそらく十五度くらいまで冷えた部屋は目覚めたときにはすでに十八度を超えていて、少なくとも着替えるときに服を脱ぐのがツライと思うほどではない程度なのだから、服を着てからの朝すべきことあれこれについても、寒いからといって動きが鈍くなったり手が止まったりすることはほとんどない。ならば一体、この緩慢さはなにが原因なのか。わからない。

 ゴミを出し新聞を取るために外に出る。吐く息は白くなるほどではないがそれなりの冷え込み方をした外気は耳の先や鼻の先から体を容赦なく冷やすのだが、それ以外の場所は厚い服に覆われているからちょっとやそっとでは冷えることはない。近所にあるツツジの木に咲く桃色の花に目を向けると、二羽のメジロが元気よく飛び出してきた。あの小さな体もまた冬の空気に冷やされているかもしれないが、彼らの体はウグイス色の羽毛に覆われているのだから、厚い服に覆われたぼくの体とおなじように、あるいはそれ以上の性能で、しっかりと外気を遮断しているに違いない。
庭で楽しむ野鳥の本―原寸大

庭で楽しむ野鳥の本―原寸大

 と、ここまで、朝の様子を比較的丁寧に書いてみたのだが、どうしても書くときの軸が「寒い」ということになってしまう。
 掃除。麦次郎に皮下輸液、200cc。事務処理のための銀行回り。
 早めの昼食を済ませてから、都内某所へ。某予備校パンフレットの打ち合わせ。十五時過ぎ、帰社/帰宅。早速打ち合わせ内容の作業に取り掛かる。学力を伸ばそう、みたいな感じのコピーを延々と書きつづける。
 夕食はカミサン特製の豆乳シチューとゴボウサラダ。うまし。