わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

 六時起床。曇り空のもと、湿った冷たさが静かに広がっている。その上に、覆い被さるようにスズメやカルガモの鳴き声が響く。響くというよりは、滑るように伝わってゆく。湿った感覚は確かにあるというのに、どこか金属的な空気に、梅雨でありながら梅雨でない、そんな感覚を覚えた。
 麦次郎、かなり恢復したようだ。最近のお気に入りになっている、ぼくがいつも座るダイニングテーブルの上で丸まっている。眠ってはいないようだ。うりうりうり、と腹を撫でると、グフ、グフ、グフ、と喉を鳴らした。人差し指で肉球を押してみると、ぎゅっと握りかえしてきた。大丈夫だ。おそらく昨日は低気圧で体調を崩したのだろう。ぼくもダメだった。一日中、頭痛に悩まされた。似たようなものではないか、人もドウブツも。おなじ生き物、哺乳動物だ。
 掃除、アイロン掛け、散歩を兼ねた買い出し。
 パンで昼食をとってから、仕事。まるで先の見えない企画、二日はかかるかと思っていたが、暗中模索、試行錯誤、行き当たりばったりで考え、手を動かしてみたら、しばらくするとぼんやり形となり、夜にはなんとかまとまった。ふう。
 夕方から雨。雨音が妙に強く響き渡る。
 夕方に短めの強い地震。ひやりとしたが、震度は低かったようだ。