「群像」2015年2月号の巻頭特集「カラー保存版 絵本 お伽草子」のトップとして掲載。人に捨てられた物たちが意識を持ち、動けるようになり、ビームまで打てるようになり、自分たちを虐げた人間に復讐する。そしてかつては彼ら同様に虐げられていたものの人間に反対はせず、むしろ人間に認められようとしていた一派と、復讐派が戦争状態に。永井豪の大傑作『デビルマン』の、悪魔対悪魔人間の最終戦争のような状況だが、町田節で語られるからとてもマヌケでこっけいな印象になる。最後は寓話としてまとめられている。反原発のメッセージと受け取れなくもない。