『金井美恵子自選短篇集 恋人たち／降誕祭の夜』

「真珠の首飾り」。真珠の粒がびっしりと入った胡瓜、なんてことからはじまるのでワクワクしながら読んだのだが、イタいパーティーピーポーの被害者になっていたパーティー主催者（女性）の夫がパーティーに参加していた友人の妻とパーティー中に駆け落ちしてそのまま心中し、そのイタいパーティーピーポーの妻は絶望するのだが、結局まるくおさまりそう、という、なんだかなあ、という内容が、巧みに書いてある。この作品、すごくいじわるな気がする。

恋人たち/降誕祭の夜 金井美恵子自選短篇集 (講談社文芸文庫)

砂の粒/孤独な場所で 金井美恵子自選短篇集 (講談社文芸文庫)

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