ぼくがかなり影響を受けている(んだけど最近は、アレ、どうしたの?と思うことも多々ある)経営コンサルタント(今年からは「クリエイター」と名乗るらしい)で、セス・ゴーディンの名著『パーミッションマーケティング』の訳者でもある阪本啓一さんが、2014年に発表した中小企業経営者向けの経営指南書。手短に言うと、市場も社会状況も激変を繰り返す中、新たなニーズだとか技術だとかいって大手と同じことをやっても資本力がないから絶対に勝負にならない、それよりも小回りの利いた中小企業にしかできないビジネスを展開すべき、そのためには、自分たちはどんな価値を提供したい(できる)のかを明確にし、その価値で収益性の高いビジネスを展開するにはどうしたらいいかを創意工夫し、さらに自分たちが決してやってはいけないこと(やらないこと)もしっかり決めておく必要があるよ、という内容。とても感銘できる。個人経営のレストランや商店、小規模メーカーやサービス業などの経営者は必読。ぼくは経営者としても広告や販促に携わる者としても、とても役に立つと感じた。
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- 作者: セスゴーディン,Seth Godin,阪本啓一
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 1999/11
- メディア: 単行本
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