五時四十五分起床。寒い。厳冬、という単語を思い浮かべるが、北に住む人たちからすれば、今の東京の寒さを厳しいなどと言っていたら、軽く笑われてしまう。だが、寒い。だが、寒く感じるのだから仕方ない…と書いていたら、十年ほど前だったか、田舎に住む知人だったか、海外に住む知人だったか、に「東京の冬はコンクリートで風が冷えてクソ寒い」と言われたことを思い出した。
妻はイベント撤収のため、日本橋「ねこの引きだし」へ。ぼくは書斎にこもって作業。今日中に仕上げる必要がある案件なのだが、作業量が多すぎて、なかなか終わらない。焦りつつ、休憩も満足に取らず、日課のウォーキングにも出かけず、なんとか夜までに片付けることができた。
読書は多和田葉子「星に仄めかされて」(「群像」2019年3月号掲載)を少し読んだ程度。今回の語り手は、エスキモーのナヌーク。