五時四十分起床。いや、五時半には目覚めていたか。朝からヒゲをT字カミソリで剃りたいから少しだけはやく起きよう、という気持ちが、起床時間をどんどん早まらせている。電気シェーバーはすっかり使わなくなってしまった。
仕事。昨日の、天王洲での某案件の打ち合わせ内容があまりに複雑だったから朝イチで整理しておく。三十分もあれば大丈夫だろうと思っていたら、その三倍かかった。見立てが三倍甘かったのか、アタマの回転が三倍遅かったのか。
午後からは別の案件。理工系のアカデミックなニオイがする案件。わからない言葉を調べようとすると、専門サイトではなく論文にたどり着いてしまうことが多い。
夜はランニングへ。軽く約7km。花々の香りは消えかかり、その分だけ、草葉の緑が色濃くなっていくのが、夜の闇に紛れていても、LEDの電灯のおかげでうっすらとわかる。
読書は多和田葉子「星に仄めかされて(6)」(「群像」2019年6月号掲載)を少しだけ。